Linux用sar(sysstat)系コマンド実行管理&グラフ化ツール

sarとかvmstatとかiostatとかmpstatとか、
リソースステータスを見るコマンドを一定時間だけ実行し、
その結果を一気にグラフ化&閲覧用HTMLを作成するツールをgithubに公開しました。
https://github.com/yushinhirano/resstat

リアルタイムに見るのではなくて、ある期間だけグラフ画像で残す目的で使います。

たいていのLinux系のディストリビューションで動作します。
(テストしたのはRHEL系)

こんな感じの出力になります。

インストール&起動は本当に一瞬で終わります。
興味ある人は使ってみてください。(そしてフィードバックよろしくお願いします)

本当に簡単な使い方

sudo yum -y install zsh sysstat gnuplot expect
git clone https://github.com/yushinhirano/resstat.git
export LANG=ja_JP.utf8
resstat/management_tool.sh
⇒「1.start」(適当な時間後)「2.stop」「3.collect and output」の順に操作。⇒archiveにできたzipを展開してindex.htmlを開く。

5行で説明が終わるほど楽に使えます。本当です。
yumとexport除けば3行です。
たった3行であなたのマシンのシステムリソースが可視化されるのです。ああなんということでしょう(笑)


他の類似ツールと比べて自慢できる点を挙げると、

  • インストールが一瞬
  • javaとかperlとかrubyとかの様に、実行環境のバージョンとか依存ライブラリとか煩わしい制約がない。
    • (でもgnuplotだけは新しいのを使ってくれ・・・)
  • 無駄に高機能なUIツール(management_tool.sh)
  • 複数ノード同時実行管理
  • zshを使い倒したソースコード
    • ※むしろなぜこれzshで書いた、というレベルww

うん、こんなところ。

元々は、Hadoopクラスタの検証環境で夜間バッチ流す間のリソース使用状況を見るために生まれたものだったが、
いつの間にかzsh書くのが楽しくなってどんどん機能を追加していって今の形に・・・
いやぁ、でもzsh及びシェルスクリプトのホントいい勉強になった。

ここで得たシェルスクリプト及びzshのスキルは数知れず。
いつか少しずつここにも書いていきたいなぁ。